2010年1月の記事一覧

アスペルガー症候群の治療

アスペルガー症候群の治療についてですが、アスペルガー症候群という障害は、現在のところケガや風邪などのように完治するモノではないとされています。そのため、薬などでアスペルガー症候群が無くなることはないという認識が一般的です。

しかし、アスペルガー症候群の人でも普通に働いている人は大勢いますし、結婚して幸せに暮らしている人も大勢います。逆に、上手く社会に適応できない人がいるのも事実です。

アスペルガー症候群という障害は、個人差や2次障害を持っている場合も少なくないため、上手く社会に適応している人とそうでない人の違いを一概に説明することは出来ません。しかし、早い段階からアスペルガー症候群であることを認識して、まわりの人達が支援してあげることは、その後の人生を大きく左右することは間違いないと言えます。

例えば、近所の人や学校の先生などにも協力してもらう必要もありますが、一番の支援者となるのは、やはり親御さんになります。そのため、まず必要となるのは、お子さんがアスペルガー症候群であることを知ったのであれば、それまでと同じような教育方法では無理があるということを理解する必要があります。

例えば、

●子供に嫌われているのでは?
●「何故こんなこともできないのか?」と怒りが先立つ
●何かするたびに腹がたって仕方ない
●アスペルガー症候群だとしても簡単にクスリで治るだろう
●「わがまま」「性格の問題」だと判断し、障害を認めない

親御さんがこのような考えのままでは、お子さんは改善しなくても仕方ありません。それでは、何をどうすれば良いのか...ということになりますが、まず必要になるのは「お子さんを理解する」ことです。

お子さんの取った行動が、何をどのように感じた結果の行動だったのかを知れば、怒りが先立つどころか、その行動にも納得できる部分があるハズなのです。

いずれにしても、お子さんを理解することが必要になりますので、親御さんがしなければならないのは、何かあるたびにお子さんと話しをして、お子さんの考えていることを聞くことです。

最初は、何も話してくれないかも知れません。最初は、今までのように怒りが先だってしまうかも知れません。それでも、根気よく話しをするようにする必要があります。そして、お子さんが感じていることを少しでも話してくれるようになれば、それを踏まえて、「そのような言い方をすると、相手はこんな風に感じるんだよ」「そういうとき、相手はこんな風に思っているんだよ」という感じで、アスペルガー症候群のお子さんが苦手とする部分を教えてあげるようにしていくと、まわりの人との接し方を少しずつ覚えていくことが出来ます。

いずれにしても、忍耐と根気は必要になりますが、お子さんが自分の気持ちを話してくれるようになると、お子さんが取った「行動」や「言動」に納得できることが多いことに気付かされるはずです。

お子さんとの対話の方法については、色んな方法があるかとは思いますが、色んな親御さんの体験談なども参考にしながら、お子さんとより良い関係を気付いていくようにして下さい。


小学生アスペルガーのお父さんの体験談 ===>> 小学生アスペルガーの教育方法

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